更新日:2020年5月11日
目次
【商品概要】
デジタル画像の写真測量処理
および3D空間データ生成ソフトウェア
Metashapeはドローンで空撮したデジタル画像から、建物や樹木を含んだ地球表面の高さの数値表層モデル、通称DSM(Digital Surface Model)やオルソモザイク画像、鳥瞰図、高密度点群データ、3Dモデルを自動作成できるソフトです。
どの位置から撮影した画像であっても、対象物が最低2枚の写真の中で確認できればモデルを作成でき、画像のアライメントと3Dモデルは完全に自動で作成されます。
小さいものから巨大なものまで、様々なサイズのオブジェクトをスキャンすることが出来ます!
※Agisoft PhotoScanのすべての機能を継承しております。
【特徴】
様々な特徴により、人物や構造物の3Dモデルの作成や土木測量、UAV測量など幅広い分野で使用されています。
◆自動合成
画像が大量であっても自動合成が可能です。
他の画像処理のソフトウエアでは、重なり合う画像のペア間にタイポイントを配置する必要がありましたが、 Metashapeではタイポイントの配置も不要!
画像の繋がりなどを自動判別しながら、すべての画像を自動で合成していきます。
◆オルソ画像の作成
2枚以上の画像からオルソモザイク画像/DSMを自動作成!
*オルソ画像とは*
空中からの写真は、人間が真上から見下ろした時と同じように、写真の端の方に行けば行くほど位置のずれや傾きが発生してしまうため、正しい大きさや位置が掴めません。
そこで、写真の中の像の位置ズレをなくし、空中写真を地図と同じく、真上から見たような傾きのない、正しい大きさと位置に表示される画像に変換(以下、「正射変換」という)したものを「オルソ画像」と言います!
◆3Dモデルの作成
複数枚の重複した写真から3Dモデルを自動的に作成。
遺跡、遺物、建物、インテリア、人々など様々なシーンに対応してます。
◆点群データの作成
合成したデータを使って密度の高い点群データを生成します。
LASデータでのエクスポートが可能なため、様々なソフトウエアにも対応します。
【機能】
●スタンダード版の主な機能
- 写真測量法による三角測量
- 密な点群:編集と分類
- 3Dモデル:生成とテクスチャリング
- パノラマ合成
●プロフェッショナル版の主な機能
- 写真測量法による三角測量
- 密な点群:編集と分類
- 3Dモデル:生成とテクスチャリング
- パノラマ合成
- デジタル標高モデル:DSM / DTMエクスポート
- 地理参照されたオルソモザイクのエクスポート
- 測定:距離、面積、体積
- 地上基準点:高精度の測量
- Pythonスクリプト:処理ワークフローのカスタマイズ
- マルチスペクトル画像処理
- 動的シーンの 4Dモデリン
- ネットワーク処理
●出力機能
GeoTiff, xyz, Google KML, COLLADA, VRML, Wavefront OBJ, PLY, 3DS Max, Universal 3D, PDF
●入力機能
JPEG, TIFF, PNG, BMP, JPEG Multi-Picture Format (MPO)
【プロフェッショナル版とスタンダード版の比較】
▼スタンダード版
高密度3D点群データ生成と編集・3Dモデル生成・鳥瞰図の作成
▼プロフェッショナル版
スタンダード版に加えて、位置情報(GPS)の付与、DSM画像の作成/出力、オルソモザイク画像作成/出力、座標系の指定、マルチスペクトル画像の処理、Pythonスクリプトの実行
【推奨動作環境】
■OS
- Windows XP以降 Windows10(32/64bit)
- Mac OS X 10.6 以降(OS X 10.11対応)
- Debian/Ubuntu Linux(64bit)
■画像数百枚程度の処理の場合の推奨構成
- CPU: Quad-core Intel Core i7 CPU以上
- メモリ: 16GB以上(32GB推奨)
- グラフィックボード: NVIDIA GeForce GTX 1080 相当
■画像1000枚を超える処理の場合の推奨構成
- CPU: Six or Quad-core Intel Core i7 CPU以上
- メモリ:32GB以上(64GB推奨)
- グラフィックボード: NVIDIA GeForce GTX 1080 相当
※注意
① OS:Windows XP(32bit, 64bit)以降 Windows10も対応 , Mac OS X 10.6以降, Debian/Ubuntu Linux
② Metashapeで処理可能な画像枚数は、CPUのメモリ容量に依存します。たとえば、1枚の写真サイズが10メガピクセルの場合、2GBのメモリで20~30枚の処理が可能です。12GBのメモリの場合は、およそ200~300枚の処理が可能です。