D-RTK2 注意事項・Q&A・他

更新日:2020年5月8日

D-RTK2に関するその他注意事項やQ&Aです。
実際に問い合わせのあった内容に対しての回答なども載せていきます。

【入力する数値】

●緯度経度

→10進法

※入力する際に測量座標と数学座標を間違えないようご注意下さい。

●海抜

 →アンテナ高(アンテナポール高+アンテナ0.148m)
  +楕円体高(標高+ジオイド)

平面直角座標を入力する際に、測量座標・数学座標を間違えないように気を付けましょう!

※ジオイド高とは→「用語集:ジオイド」参照

【自動計算、便利ツール】

●平面直角座標・標高から緯度経度・楕円体高へ変換(Phantom 4 RTK用)

こちらのページから計算することができます!ご活用ください。

【注意事項】

●使用する前の確認事項4つ

Phantom4RTKから、画像の赤①~④の項目を必ず確認してください!
設定内容確認した時に、赤枠で囲まれているのと同じ状態になっていますか?

  1. 機体RTK測位 → ON
  2. RTK信号モード → RTK基地局
  3. RTK基地局ステータス → 接続が成功
  4. 位置設定 → FIX

他の部分が設定出来ていても、機体RTK測位がOFFになっていると、RTK測位をしません。D-RTK2を設置していても、D-RTK2からの情報を受信しないまま空撮を行ってしまいます。

位置設定が「FIX」になるまで少々時間がかかることがありますが、FIXになるまで待ち、「FIX」になったのが確認出来たらフライトしましょう!

●空撮時のFIX状態の確認

地域によって上空を飛ぶGNSSの数が減るため、その時間にフライトしている場合はD-RTK2からのGNSS情報が取得できなくなり、ドローンの単独測位に切り替わります。

常にプロポのディスプレイを見て、FIX状態になっているか確認する必要があります。計測する地域を飛ぶ衛星情報を予め確認しておくと、より高精度でスムーズな観測ができます。

また、川などを計測する場合は、離陸地点からの対地高度になるため計測したい位置の高さから離陸地点の高さを引いて対地高度を設定する必要があります。

★Q&A

Q:アプリにアンテナ高を入力する項目がないのですがどうしたら良いですか?

あらかじめアンテナ高を足した数値、つまり、送信機の海抜へは『標高 + ジオイド高 + アンテナ高』を入力します。

※ジオイド高とは→「用語集:ジオイド」参照

アンテナ高は、アンテナポールの高さ(石突きからアンテナの底面まで)「1.655m」+アンテナの底面から最上部までの高さ「148.1mm(0.148m)」を加えた値「合計1.803m」がアンテナ高です。

※入力できる座標は、現時点では緯度経度(10進法)のみとなっています。
※上記アンテナポールの高さはD-RTK2付属のポールの高さです。別のポールを使用した場合や高さが異なる場合は、計測して計算し入力してください。

アンテナ高=アンテナポールの高さ+アンテナ底面から最上部までの高さ
アンテナサイズ

平面直角座標・標高から緯度経度・楕円体高へ変換ツール

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