Phantom4RTK 商品情報

Phantom 4 RTK + プロポ

更新日:2020年4月20日

【商品概要】

高精度のドローン写真測量のために設計されたPhantom 4 RTK。
リアルタイムRTKをサポートし撮影した写真全てに正確な位置データを記録します。
様々な制御方式と補完的な技術により、これまで以上に高効率で調査精度の高い結果を提供できる、測量士向けの設計です。

送信機に内蔵された新設計のアプリケーションは従来の複雑な操作を低減しサードパーティのプロフェッショナルモデリングソフトウェアとの組み合わせも極めてシームレスに行えます。

次世代のマッピング技術

ドローンによる測量精度の新たな基準を打ち立てるため、ドローン技術を根本から見直し、システムを刷新。より少ない地上基準点(GCP)で、cmレベルの正確なデータをユーザーに提供します。

  • RTK 水平方向の測位精度 1cm+1ppm
  • RTK 垂直方向の測位精度 1.5cm+1ppm
  • 写真測量モデル
    水平方向での絶対精度 5cm*

※晴天時の風速4 m/s以下の条件で、高度36m、地上画素寸法(GSD)1cm、前方オーバーラップ率 80%、側方オーバーラップ(サイドラップ)率 70%で飛行している場合。

ネットワーク型RTK-GNSSのサポート

電子基準点をベースとした補正情報、電子基準点補正データ配信サービスから配信される仮想点補正データ等を利用し測量を行います。
電子基準点補正データ配信サービスから配信される仮想点補正データは、常に最寄りの電子基準点3点の成果に合致するため、電子基準点3点を利用した網平均計算結果と同等の観測結果が得られます。
送信機に内蔵された4G回線モジュールを使用し、JENOBAや日本GPSデータサービスから補正データをリアルタイムで受け取り、撮影した写真の正確な位置情報の書き込みが可能。
※VRS方式でのフライトの場合

【主な特徴6つ】

◆cmレベルの正確性を誇る測位システム

RTKモジュールは、Phantom 4 RTKの機体上部に直接統合されています。
cmレベルの測位データをリアルタイムに提供し、画像メタデータの絶対精度を向上。適化された飛行安全性と正確なデータ収集に加えて、衛生観測データを保存します。データは、DJIクラウドPPKサービスを使って実行できる後処理キネマティック方式(PPK)に使用されます。

この測位システムは、D-RTK 2 高精度GNSSモバイルステーション/4Gドングルを使用したNTRIP方式(※1)に接続する機能を有しているため、どのようなワークフローにも適合することができます。

(※1)NTRIP方式…インターネットプロトコル経由のRTCMネットワーク転送

◆TimeSyncを用いた正確なデータ収集

測位モジュールを最大限に活用するために、フライトコントローラー/カメラ/RTKモジュールを絶えず調整するTimeSyncシステムを開発しました。
さらに、TimeSyncはそれぞれの写真に極めて正確なメタデータを付与し、測位データをレンズの光心に固定することで、写真測量方式の結果を最適化し、画像にcmレベルの測位データを実現します。

◆高精細イメージング システム

1インチ 20MP CMOSセンサーを搭載しているため最高レベルの画質データで撮影できます。また、メカニカルシャッターも搭載しており、ローリングシャッター現象による歪みを生じさせることなく、移動しながらの撮影も可能です。高解像度の性能を提供し、飛行高度36mで1cmの地上画素寸法(GSD)を達成できます。

すべての単一カメラのレンズは厳しいキャリブレーション工程を経るため、どのPhantom 4 RTKでも比類のない正確さを確実に発揮します。パラメーターは各画像のメタデータに保存され、後処理ソフトウェアですべてのユーザーが独自に調整できます。

◆OcuSync伝送システム

高信頼性で安定したHD映像伝送は最大5kmまで可能です。

※障害物、電波干渉がない場合で、FCC準拠時。最大飛行距離の仕様は、無線の接続強度とレジリエンスを踏まえた概測になります。
許可がない限り、常に目視可能な場所でドローンを飛行させてください。

◆D-RTK 2 モバイルステーションを用いたシームレスな互換性

D-RTK 2モバイルステーションを用いて、Phantom 4 RTKミッションをよりサポートします。D-RTK2からリアルタイム差分データをドローンに提供し、正確な測量ソリューションを実現。また、RTKローバーとして使用する場合には、正確な位置座標を取得します。

モバイルステーションの堅牢な設計とOcuSync 2.0伝送システムにより、いかなる状況のもとでも、Phantom 4 RTKを使用してcmレベルの正確なデータを取得可能です。

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