用語集③ A~X(アルファベット)順

更新日:2020年7月30日

★A~E

A

B

BDS(BeiDou)

BeiDou navigation Systemの略称で、北斗衛星測位システムとも言う。中国が展開している衛星測位システム(GNSS)の一つ。
※参考ページ→GNSSとは

BIM

Building Information Modelingの略称で、コンピュータ上で現実同じような建物の立体モデルを再現することで、建物設計や建設の生産性を向上させること。BIMによって、建築・土木・建設などの分野で建物やインフラをより効率的に計画・設計・施工・管理が可能になる。

BM

ベンチマーク、水準点のこと。水準測量で標高を求めた点で、高さを測量するときの基準点。

C

CAD

computer-aided designの略称で、コンピュータ支援設計とも訳され、コンピュータを使用して設計すること、コンピュータによる設計支援ツールのこと。

●CIM

Construction Information Modeling/Managementの略称で、建築分野で進められているBIMを土木工事に活用し、業務の効率化を目的とした取り組み。3次元モデルを中心に関係者間で情報共有することで生産性向上、ライフサイクル全体の情報マネジメント、3次元モデルを活用した情報の見える化を実践している。

●CPDS

Continuing Professional Development System(継続学習制度)の略。(社)全国土木施工管理技士会連合会によって定められた制度で、建設技術者(土木施工管理技士)が講習会などで学習をし技術能力の維持向上・知識を高めることを目的としている。技術者が学習を行った後、学習履歴を技士会に登録し必要に応じて技士会が学習履歴証明書を発行する。

D

DGPS

Differential Global Positioning Systemの略称で、相対測位方式のこと。単独測位と基本は同じですが、移動局のほかに固定基地局でもGPSを受信し、得た誤差を補正情報として使用することで、即位制度を向上させる方式。

E

★F~J

F

FKP

ネットワーク型RTK-GPS観測のうちの面補正パラメータ方式のこと。

G

GIS

Geographic Information Systemの略で、地理情報システムとも言う。地理情報を可視化(地図を情報化)することによって、位置に関する情報データ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術。

●GCP

対空標識(GCP)のこと。UAV測量を行う際に、あらかじめ正確な座標が判明しているポイント「標定点」と、完成した点群で測量した座標が正確かどうかを検証する「検証点」が必要になる。その「標定点」「検証点」を写真

Gallileo

測位システムの一つ。ヨーロッパ連合(EU)が構築した全地球航法衛星システム(GNSS)。
※参考ページ→GNSSとは

GLONASS

測位システムの一つ。ロシアが構築した全地球航法衛星システム(GNSS)。
※参考ページ→GNSSとは

GNSS

GNSS(Global Navigation Satellite System )。衛星測位システム(全球測位衛星システム)のこと。人工衛星から発射される信号を用いて位置測定・航法・時刻配信を行うシステム。代表的なシステムとしてアメリカのGPS(Global Positioning System)があり、ロシアのGLONASS、EUのGalileo、中国のBeiDou、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムの総称。複数の衛星から発信された信号を地上で受信、電波の遅延の差を測ることで地上の座標を測定する。
※参考ページ→「GNSSとは」

GPS

測位システムの一つ。グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System)全地球測位システム。アメリカによって運用される衛星測位システム。
※参考ページ→GNSSとは

GRS80

Geodetic Reference System 1980(GRS80)の略で、測量学における地球楕円体のモデルの一つ。GRS80準拠楕円体は現在世界の測地系で最もよく使われている。

H

I

●ICT

ICT(Information and Communication Technology)とは「情報通信技術」の略。通信技術を活用したコミュニケーションを指し、 情報処理だけではなく、インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスなどの総称。

●i-Construction

「ICT の全面的な活用(ICT 土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もっと魅力ある建設現場を目指す取組みのこと。

●ISO規格

ISOとは国際標準化機構(International Organization for Standardization)のことで、ISO規格は国際的な規模で基準を統一する規格、もしくは世界基準のものさしのようなもの。

●IMU

慣性計測装置(inertial measurement unit)は、運動を司る3軸の角度(または角速度)と加速度を検出する装置。

●IGS

International GNSS Serviceの略。国際GNSS事業のこと。

●ITRF座標(ITRF94座標系)

ITRFとは、International Terrestrial Reference Framesの略で、国際地球基準座標系、つまり世界測地系座標のこと。拠楕円体はITRF座標系GRS80楕円体。

J

★K~O

K

L

LIDER

Light Detection and Rangingの略で、光を用いたリモートセンシング技術の一つ。パルス状に発光するレーザー照射に対する散乱光を測定し、遠距離にある対象までの距離やその対象の性質を分析する。

M

●MC(マシンコントロール)

マシンコントロールの技術に加え、設計値(3次元設計データ)に従って機械を自動制御し施工を行う技術。

●MG(マシンガイダンス)

TS、GNSSの計測技術を用いて、施工機械の操作をサポートする技術。TSやGNSSで得た施工機械の位置や施工情報から設計値(3次元設計データ)との差分を算出してオペレータに提供する。

N

NavIC

Navigation Indian Constellation、NavIC 航法衛星システムは、インドが開発した衛星測位システムであり、人工衛星7機で構成されている。
※参考ページ→「GNSSとは」

NETIS

New Technology Information Systemの略で、新技術情報提供システムのことを言う。国土交通省が新技術の活用のため、関係する情報の共有や提供を目的としたシステム。

NSDI

National Spatial Data Infrastructureの略で、国土空間基盤データのことを言う。

O

★P~T

P

Q

QZSS

QZSS(Quasi-Zenith Satellite System)。準天頂衛星システムのこと。日本及びアジア太平洋地域向けに利用可能としている航法衛星システム。日本の「みちびき」はQZSSの一つ。2010年9月11日初号機みちびき (QZS-1)が打ち上げられた。
※参考ページ→「GNSSとは」

R

●RTK-GPS

RTKとは「Real Time Kinematic(GPS)」の略で、基準局と観測点で2つのGNSS受信機を同時に使用し、基準局で観測したデータを無線等を用いて観測点へリアルタイムに送信、2点間で情報をやり取りすることで測位精度を高める手法。

S

●SFMソフト

SFMはStructure from Motionの略。UAVなどで撮影された視点の異なる複数の写真から三次元データを生成する写真解析ソフトのこと。解析し三次元データ(点群データ)を作成することで、座標情報などを出すこともできる。

●SBAS

satellite-based augmentation systemの略で、衛星測位システムの一種。静止衛星を使ってGPSなどの衛星測位システムによる測位の誤差を補正し、航空機向けに補正信号を送出するシステムの総称。
※参考ページ→GNSSとは「SBAS」

T

●TS

トータルステーションのこと。

●TIN

Triangulated Irregular Network の略で、地形モデルの作成にあたって、地表を連続した三角形の格子でおおう方法のこと。

★U~Z

U

●UAV測量

無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle 通称ドローン)を使用した測量。
※参考ページ→UAVとは

UTM座標系

全世界を経度 6 度ごとのゾーンに分けて東回りに番号を付けて規格化したもので、日本では国土地理院の地形図や地勢図で採用されている。UTMはUniversal Transverse Mercatorの略で、球形である地球を平面(図)に表す投影法の一つ。

V

VRS(方式)

仮想基準点方式(Virtual Reference Station)の略称で、ネットワーク型RTK-GNSS(VRS方式)のこと。現場で取得した衛星データと周辺の電子基準点の観測データから作成された補正情報をネットワークを使用して組み合わせることで、リアルタイムに㎝級の測量を行う方式。基準点を設置せず、仮想基準点を使用する。
※参考ページ※「Phantom4RTKの様々なフライト方式」

W

●Web-GIS

GISの総合プラットフォームのこと。利用環境に合わせて個別に発展してきたWebをベースにした地理空間情報を一つのプラットフォームとしてまとめたもの。
※GIS(地理情報システム)とは

●WGS84

アメリカGPSで使用されている世界測地系1984(1984年に大きく改訂された版)のこと。日本ではITRF94とGRS80楕円体を採用しているが、WGS84の準拠楕円体とは0.1mmほどの差異しかないためほとんど同じ。

X

●XY座標

平面直角座標系。平面上の位置を表す座標系。公共測量において標準的に用いられるため、公共座標系とも称されることがある。

Y

Z

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