更新日:2020年7月27日
目次
★あ
あ
●i-Construction
「ICT の全面的な活用(ICT 土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もっと魅力ある建設現場を目指す取組みのこと。
●ICT
ICT(Information and Communication Technology)とは「情報通信技術」の略。通信技術を活用したコミュニケーションを指し、 情報処理だけではなく、インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスなどの総称。
●RTK-GPS
RTKとは「Real Time Kinematic(GPS)」の略で、基準局と観測点で2つのGNSS受信機を同時に使用し、基準局で観測したデータを無線等を用いて観測点へリアルタイムに送信、2点間で情報をやり取りすることで測位精度を高める手法。
※参考ページ※「RTKとは?」
●ISO規格
ISOとは国際標準化機構(International Organization for Standardization)のことで、ISO規格は国際的な規模で基準を統一する規格、もしくは世界基準のものさしのようなもの。
●ITRF座標
ITRFとは、International Terrestrial Reference Framesの略で、国際地球基準座標系、つまり世界測地系座標のこと。拠楕円体はITRF座標系GRS80楕円体。
い
●1周波
人工衛星から送られてくる電波であるL1(1575.42MHz)帯と、L2(1227.6MHz)帯の2種類のうち、L1(1575.42MHz)帯のみを受信できるGNSS測量機器。
●緯度
赤道を基準として南北へそれぞれ90度までを表すもの。
●インテリジェント基準点
ICタグを組み込んだ測量用の基準点のこと。正確な測量を行うために設置される基準点に、位置情報や周辺の地理情報が入ったICタグを埋め込むことで、位置精度が保証された情報マーカーとなり、携帯情報端末によりいつでも情報を呼び出せるようになっている。
う
え
●衛星測位システム(全球測位衛星システム)
GNSS(Global Navigation Satellite System )。人工衛星から発射される信号を用いて位置測定・航法・時刻配信を行うシステム。代表的なシステムとしてアメリカのGPS(Global Positioning System)があり、ロシアのGLONASS、EUのGalileo、中国のBeiDou、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムの総称。複数の衛星から発信された信号を地上で受信、電波の遅延の差を測ることで地上の座標を測定する。
●永久標識
国家基準点の様に、特に重要な基準点のこと。
●XY座標
平面直角座標系。平面上の位置を表す座標系。公共測量において標準的に用いられるため、公共座標系とも称されることがある。
お
●横断測量
縦断測量で打ち込んだ杭の位置に対して、直角方向の地盤の高低など形状を求める測量のこと。
●オートレベル
高さや水平を測る測量機器。
●オルソ画像
上空から撮影した航空写真には中心から外周へと「ひずみ」が生じる。ひずみを修正することを「オルソ修正」と言い、この補正をかけた航空写真のことをオルソ画像を呼ぶ。どこから見ても真上から見た写真になっている。
●オルソデジ
オルソ画像からその画像に写っている道路家屋等の地物をデジタイズすること。
※デジタイズ…連続的な値を離散的な値に変換すること。
★か
か
●海図
航海のために作られた図で、必要な水路の状況、水深、底質、海岸地形、海底危険物、航路標識などが正確に見やすく書かれているもの。
●ガリレオ(Galileo)
測位システムの一つ。ヨーロッパ連合(EU)が構築した全地球航法衛星システム(GNSS)。
き
●基準点
測量する際の基準となる点。
●基準点測量
既知点に基づき、基準点の位置や標高を定める測量のこと。
●基準面
高さを測るための基準とする麺。
●既知点
すでに設置されている基準点のこと。
●基本測量
すべての測量の基礎となる測量で、測量法によって定められている。
く
●グロナス(GLONASS)
測位システムの一つ。ロシアが構築した全地球航法衛星システム(GNSS)。
け
●計曲線
等高線の一種で、標高地を読みやすくするために、例えば10mおきに表示される主曲線に対し50mずつの線を太い線で表示するなど、5本に1本太い線で表示したもの。
●経度
イギリスのグリニッジ天文台跡を通る子午線(赤道に直行する地球上の南北の線)を基準に東西へそれぞれ180度まで表すもの。
こ
●公共測量
測量に要する費用の全部、または一部を国・公共団体が負担・補助して実施する測量のこと。
●校正
修理やメンテナンスとは異なり、機器の現状の精度を調査しすること。現状の精度と正しい値や以前のデータと比較することで測量機器の信頼性を証明する。
●後方交会法
位置を求める点から、既知点2点の方向角を測り自分の位置を求める方法。
★さ
さ
●サイドラップ
空中写真撮影で、並行するコース間の写真の重なり度合いのこと。
●三角点網図
地形図上に三角点を表示し、視通線を記入したもの。
●三次元直交座標
コンピュータ上の3次元空間内において、位置を表すために使用する座標系。横方向をX軸、高さ方向をY軸、奥行き方向をZ軸で表すことが多い。
し
●ジオイド
平均海面を仮想的に陸地へ延長した面をジオイドと言い、日本の標高基準は測量法で平均海面と定められている。
※標高=楕円体高-ジオイド高
●ジオイド高
地球を仮想的に表した楕円体表面(地球楕円体)からジオイドまでの高さ。
●視通
設置した測量機器(観測点)から目標とする基準点(目標点)との見通しのこと。
●自動視準
プリズムの視準、測角、測距、記録といった一連の作業を自動で行う機能。
●自動追尾
計測するときに使用するプリズムを自動で追尾する機能。従来はTSで測量を行うときに、視準する人とプリズム持つ人の2人必要だったが、自動追尾機能が搭載されることによって1人での測量(ワンマン測量)が可能になった。
●GNSS
Global Navigation Satellite System。人工衛星(測位衛星)を利用した全球測位システム。GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムの総称。
●GPS
測位システムの一つ。グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System)全地球測位システム。アメリカによって運用される衛星測位システム。
●CIM
Construction Information Modeling/Managementの略称で、建築分野で進められているBIMを土木工事に活用し、業務の効率化を目的とした取り組み。3次元モデルを中心に関係者間で情報共有することで生産性向上、ライフサイクル全体の情報マネジメント、3次元モデルを活用した情報の見える化を実践している。
●準天頂衛星システム(QZSS)
QZSS(Quasi-Zenith Satellite System)。日本及びアジア太平洋地域向けに利用可能としている航法衛星システム。日本の「みちびき」はQZSSの一つ。2010年9月11日初号機みちびき (QZS-1)が打ち上げられた。
す
●スタティック法(スタティック測量)
GPSの測定方法の基本。観測点にGPSを設置して位置の測定を行う。観測点での観測時間の長さで精度が左右され、基準点測量では観測時間は60分以上を標準としている。
せ
●セオドライト
角度測量器。目標をレンズで視準し、水平方向・垂直方向へ回転させることで、基準から水平角度・鉛直角度を測定する。
※トランシットとほぼ同じ。セオドライトがアメリカに渡り、使いやすさを重視し作られた機器をトランシットと呼ぶようになった。
●世界測地系
人工衛星から計測された地球全体の正確な大きさ・形状を基に、世界的な整合性を持ち国際的に定められた基準となる測地系。
※2002年4月から測量法により、日本も世界測地系( JGD2000)へと移行。
●全地球測位システム
人工衛星を使用して地上の現在位置を計測する「衛星測位システム」のうち、全地球を測位対象とすることができるシステムのこと。
そ
★た
た
●対空標識(GCP)
UAV測量を行う際に、あらかじめ正確な座標が判明しているポイント「標定点」と、完成した点群で測量した座標が正確かどうかを検証する「検証点」が必要になる。その「標定点」「検証点」を写真の中から識別できるようにするために、それぞれの座標の上に設置するものが「対空標識」である。
●タイポイント
空中三角測量において、隣接した撮影コースの写真の接合のため、コースの重なる部分を両方から明確に把握できるところを示す点のこと。
●WGS84
アメリカGPSで使用されている世界測地系1984(1984年に大きく改訂された版)のこと。日本ではITRF94とGRS80楕円体を採用しているが、WGS84の準拠楕円体とは0.1mmほどの差異しかないためほとんど同じ。
ち
●地球楕円体
測量や地図を作成するときの基準となる面で、地球のジオイドの形に似た回転楕円体のこと。
●地理情報システム
GIS(Geographic Information System)とも言う。地理情報を可視化(地図を情報化)することによって、位置に関する情報データ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術。
つ
て
●TS
トータルステーションのこと。
●TIN
Triangulated Irregular Network の略で、地形モデルの作成にあたって、地表を連続した三角形の格子でおおう方法のこと。
●電子基準点
測量における基準点、観測点の一つで、国土地理院がGNSSを使用し常時観測している点のこと。
と
●等高線
平均海面の高さから等しい点を結んだ線
●トータルステーション
測量機器の一つ。距離を測る光波測距儀と、角度を測るセオドライトとを組み合わせたものであり、別々に測量されていた距離と角度を同時に観測できる測量機器。
●トランシット
角度測量器。望遠鏡の中心点を基準として、望遠鏡で視準した点または方角に対する角度を計測する測量器械の一つ。
※セオドライトとほぼ同じ。
★な
な
に
●2周波
人工衛星から送られてくる電波であるL1(1575.42MHz)帯と、L2(1227.6MHz)帯の両方を受信できるGNSS測量機器。
●日本測地系
明治新政府が当時採用していたベッセル楕円体に基づく経度・緯度の体系。年月を経て、日本測地系は地球全体に適合しているとは言えなくなったため、2002年4月より世界的な整合性を持ち国際的に定められた測地基準系の世界測地系へ移行した。
ぬ
ね
●ネットワーク型RTK-GNSS(VRS方式)
現場で取得した衛星データと周辺の電子基準点の観測データから作成された補正情報をネットワークを使用して組み合わせることで、リアルタイムに㎝級の測量を行う方式。基準点を設置せず、仮想基準点を使用する。
※参考ページ※「Phantom4RTKの様々なフライト方式」
の
●ノンプリズム
光波やトータルステーションで反射プリズムなどのターゲットを必要とせず、測定対象物にレーザー光をあて、反射してきたレーザー光で距離を測定することができるもの。
コメント